2025.03.05 体と心を見直す時間|すこやか毎日のタネ VOL.05 失ったものより今あるものに目を向ければ元気に生きられる INDEX 失ったものを数えず、今あるものを最大限生かす 『2本の足は2人の主治医』歩くことを毎日の習慣に 増田明美さんをお招きしてウォーキングイベントを開催しました 増田明美さんってこんな人 増田 明美さん スポーツジャーナリスト 大阪芸術大学教授 1964年、千葉県生まれ。私立成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立。1982年にマラソンで日本最高新記録を作り、1992年に引退するまでに日本最高記録12回、世界最高記録2回更新。現在は執筆活動やマラソン中継の解説、ナレーションなどでも活躍。 失ったものを数えず、今あるものを最大限生かす 私が常に明るく元気でいられるために大切にしていることは「日々の生活で人と会うこと」です。それが私のエネルギーになっています。現在、日本パラ陸上競技連盟の会長を務めていますのでパラアスリートに会う機会が多いのですが、彼らに会うと特に元気をもらえます。事故で足を切断したり脊髄損傷で下半身が動かなくなったり、視覚障害があったりと、義足や車椅子生活を送っている彼らは、すでに人生で「ひと山を越えた」人たちです。逆境を乗り越えているから、強くて明るいのです。 『失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ』 これはパラリンピックの創始者でイギリスの医師、ルートヴィヒ・グットマン氏の言葉です。パラアスリートたちはこの言葉通り、失ったものではなく、残されたものを最大限生かしながら競技に挑んでいます。 ただ、この言葉は障害のある人たちだけに必要なものではないと思います。私たち健常者も人生で失うものは多いですよね。大切な人、健康などもその一つ。でも、失ったものを数えてばかりいたら、めそめそするだけになってしまいます。それより「今あるものを最大限生かすこと」が大切だと思うのです。 私も若い時は嫌なことやうまくいかないことがあると落ち込んでいました。でも、今は「落ち込むエネルギーや時間がもったいない」と思うんです。還暦を迎え、人生はもう残り3分の1程度。それなのにくよくよ過ごしていたらもったいないですよね。すべては通過点だと思えば前に進めるんです。皆さんの人生においても失うものはあると思いますが、そこに目をむけず、今あるものを最大限生かすことを考えてみてください。 『2本の足は2人の主治医』歩くことを毎日の習慣に 健康でいるために私が心がけていることは、やはり走ること。時間や距離を決めず、隙間を見つけては走っています。例えば、移動してホテルに入ってから夜に走ったり昼間に予定がある時は朝走ったり。そんな感じで週に4、5日は走っていますね。運動習慣がある人は元気だと思いますよ。 『2本の足は2人の主治医』という言葉があります。つまり、足が動けば、2人の主治医を抱えているくらい元気でいられるということ。高齢になると走るのは難しいかもしれませんが、ウォーキングなら始められると思いますので、毎日の習慣にするための秘訣を3つお伝えしますね。 まず、「楽しいコースを歩くこと」。街路樹や季節の花を見ながら歩くと楽しいですよね。近所の神社や河川敷などでもいいと思います。次に「自分に合った歩きやすいシューズを選ぶこと」。ランニングシューズは底にクッションが入っているのでコンクリートの道を歩いても足への負担を和らげてくれるのでおすすめです。そして、「歩数を記録すること」。歩数や距離を見えるようにして記録していくと続ける力になると思います。最初は20分くらいから始めて、徐々に時間を長くしていきましょう。歩く時はまわりをよく見て、つまずいたり転んだりしないように気をつけてくださいね。 また、食事はおいしいもの、食べたいものをバランス良く食べるようにしています。それからカネカユアヘルスケアの還元型コエンザイムQ10を約10年前から飲み続けています。特に「頑張ったな〜!」という日には、ご褒美のように寝る前に飲んでいます。そしてぐっすり休むと、翌朝も爽快に迎えられるんですよ。これもコエンザイムQ10のおかげかなと思っています。 運動、食事、睡眠、そして「今あるものを最大限に生かすこと」を大切にして、心も体も元気な人生を送りましょう。 増田明美さんをお招きしてウォーキングイベントを開催しました 増田明美さんをお招きしてカネカユアヘルスケア主催ウォーキングイベントを昨年秋に開催しました! 増田さんはイベントの会場まで 3kmを走ってきたそう! 準備体操はみなさん一緒に入念に 楽しいウォーキングに 適度なおしゃべりはかかせません 水分補給はこまめにしっかりと さぁ、ゴールまでもう一息がんばりましょう! このイベントをきっかけに毎日歩いている方やダイエットに成功した方もいて嬉しかったです。皆さん、また元気に会いましょうね! 増田明美さんってこんな人 一日のスタートは夫の朝食作りから 夫は、起きてすぐに朝食を食べる習慣の人。だから、私が朝起きて一番にするのは台所に立って目玉焼きとウインナーを焼くことです。 実は…すっごい方向音痴なんです アメリカでレース前にホテルの周りをジョギングしていたら、いつの間にか高速道路に入ってしまったんです!路肩をコソコソと走っていたら、白バイが来て一般道まで乗せてもらいました。 睡眠時間は平均7時間くらい 夜にランニングをしたりして体を動かすとやっぱりよく眠れますね。 睡眠のおともには、実家で飼っている猫2匹(トラとシマ)の写真がかかせません。見ているだけで口元が緩んで、健やかな気持ちになって寝付きがよくなるんです。 「香港」はもう一度訪れたい場所 2010年に家族旅行で行った香港が忘れられません。他界した母もまだ元気で、一緒に夜景を楽しんだ思い出が蘇ります。 趣味は「俳句」です ジョギングしながら出会った景色などを持ち帰って俳句にします。「ジョグ俳句」と名付けてるんですよ。 年を重ねていいなと思うのはいろいろなことを受け入れる力が増すこと あとは、大観衆の前に立つと一人ひとりの顔まで見えてドキドキ緊張していたのが、視力が落ちて見えにくくなったのはよかったですね。 最近はあいみょんを聴いてます 素晴らしい歌詞を書く彼女の感性が好きなんです。現役の陸上選手だった頃は、「天城越え」をリピートで聴いてテンションを上げていましたね。 よく飲む物は緑茶ビールも大好き 楽しくおしゃべりしながら飲むお酒はいいですね。酔うともっと明るくなってジョッキを離さなくなるみたい! 走ったあとにはレモンスカッシュやダイエットコークを飲みますね。 甘い炭酸飲料がほしくなります。
2025.03.05 体と心を見直す時間|すこやか毎日のタネ VOL.05 失ったものより今あるものに目を向ければ元気に生きられる INDEX 失ったものを数えず、今あるものを最大限生かす 『2本の足は2人の主治医』歩くことを毎日の習慣に 増田明美さんをお招きしてウォーキングイベントを開催しました 増田明美さんってこんな人 増田 明美さん スポーツジャーナリスト 大阪芸術大学教授 1964年、千葉県生まれ。私立成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立。1982年にマラソンで日本最高新記録を作り、1992年に引退するまでに日本最高記録12回、世界最高記録2回更新。現在は執筆活動やマラソン中継の解説、ナレーションなどでも活躍。 失ったものを数えず、今あるものを最大限生かす 私が常に明るく元気でいられるために大切にしていることは「日々の生活で人と会うこと」です。それが私のエネルギーになっています。現在、日本パラ陸上競技連盟の会長を務めていますのでパラアスリートに会う機会が多いのですが、彼らに会うと特に元気をもらえます。事故で足を切断したり脊髄損傷で下半身が動かなくなったり、視覚障害があったりと、義足や車椅子生活を送っている彼らは、すでに人生で「ひと山を越えた」人たちです。逆境を乗り越えているから、強くて明るいのです。 『失ったものを数えるな、残されたものを最大限生かせ』 これはパラリンピックの創始者でイギリスの医師、ルートヴィヒ・グットマン氏の言葉です。パラアスリートたちはこの言葉通り、失ったものではなく、残されたものを最大限生かしながら競技に挑んでいます。 ただ、この言葉は障害のある人たちだけに必要なものではないと思います。私たち健常者も人生で失うものは多いですよね。大切な人、健康などもその一つ。でも、失ったものを数えてばかりいたら、めそめそするだけになってしまいます。それより「今あるものを最大限生かすこと」が大切だと思うのです。 私も若い時は嫌なことやうまくいかないことがあると落ち込んでいました。でも、今は「落ち込むエネルギーや時間がもったいない」と思うんです。還暦を迎え、人生はもう残り3分の1程度。それなのにくよくよ過ごしていたらもったいないですよね。すべては通過点だと思えば前に進めるんです。皆さんの人生においても失うものはあると思いますが、そこに目をむけず、今あるものを最大限生かすことを考えてみてください。 『2本の足は2人の主治医』歩くことを毎日の習慣に 健康でいるために私が心がけていることは、やはり走ること。時間や距離を決めず、隙間を見つけては走っています。例えば、移動してホテルに入ってから夜に走ったり昼間に予定がある時は朝走ったり。そんな感じで週に4、5日は走っていますね。運動習慣がある人は元気だと思いますよ。 『2本の足は2人の主治医』という言葉があります。つまり、足が動けば、2人の主治医を抱えているくらい元気でいられるということ。高齢になると走るのは難しいかもしれませんが、ウォーキングなら始められると思いますので、毎日の習慣にするための秘訣を3つお伝えしますね。 まず、「楽しいコースを歩くこと」。街路樹や季節の花を見ながら歩くと楽しいですよね。近所の神社や河川敷などでもいいと思います。次に「自分に合った歩きやすいシューズを選ぶこと」。ランニングシューズは底にクッションが入っているのでコンクリートの道を歩いても足への負担を和らげてくれるのでおすすめです。そして、「歩数を記録すること」。歩数や距離を見えるようにして記録していくと続ける力になると思います。最初は20分くらいから始めて、徐々に時間を長くしていきましょう。歩く時はまわりをよく見て、つまずいたり転んだりしないように気をつけてくださいね。 また、食事はおいしいもの、食べたいものをバランス良く食べるようにしています。それからカネカユアヘルスケアの還元型コエンザイムQ10を約10年前から飲み続けています。特に「頑張ったな〜!」という日には、ご褒美のように寝る前に飲んでいます。そしてぐっすり休むと、翌朝も爽快に迎えられるんですよ。これもコエンザイムQ10のおかげかなと思っています。 運動、食事、睡眠、そして「今あるものを最大限に生かすこと」を大切にして、心も体も元気な人生を送りましょう。 増田明美さんをお招きしてウォーキングイベントを開催しました 増田明美さんをお招きしてカネカユアヘルスケア主催ウォーキングイベントを昨年秋に開催しました! 増田さんはイベントの会場まで 3kmを走ってきたそう! 準備体操はみなさん一緒に入念に 楽しいウォーキングに 適度なおしゃべりはかかせません 水分補給はこまめにしっかりと さぁ、ゴールまでもう一息がんばりましょう! このイベントをきっかけに毎日歩いている方やダイエットに成功した方もいて嬉しかったです。皆さん、また元気に会いましょうね! 増田明美さんってこんな人 一日のスタートは夫の朝食作りから 夫は、起きてすぐに朝食を食べる習慣の人。だから、私が朝起きて一番にするのは台所に立って目玉焼きとウインナーを焼くことです。 実は…すっごい方向音痴なんです アメリカでレース前にホテルの周りをジョギングしていたら、いつの間にか高速道路に入ってしまったんです!路肩をコソコソと走っていたら、白バイが来て一般道まで乗せてもらいました。 睡眠時間は平均7時間くらい 夜にランニングをしたりして体を動かすとやっぱりよく眠れますね。 睡眠のおともには、実家で飼っている猫2匹(トラとシマ)の写真がかかせません。見ているだけで口元が緩んで、健やかな気持ちになって寝付きがよくなるんです。 「香港」はもう一度訪れたい場所 2010年に家族旅行で行った香港が忘れられません。他界した母もまだ元気で、一緒に夜景を楽しんだ思い出が蘇ります。 趣味は「俳句」です ジョギングしながら出会った景色などを持ち帰って俳句にします。「ジョグ俳句」と名付けてるんですよ。 年を重ねていいなと思うのはいろいろなことを受け入れる力が増すこと あとは、大観衆の前に立つと一人ひとりの顔まで見えてドキドキ緊張していたのが、視力が落ちて見えにくくなったのはよかったですね。 最近はあいみょんを聴いてます 素晴らしい歌詞を書く彼女の感性が好きなんです。現役の陸上選手だった頃は、「天城越え」をリピートで聴いてテンションを上げていましたね。 よく飲む物は緑茶ビールも大好き 楽しくおしゃべりしながら飲むお酒はいいですね。酔うともっと明るくなってジョッキを離さなくなるみたい! 走ったあとにはレモンスカッシュやダイエットコークを飲みますね。 甘い炭酸飲料がほしくなります。